大きさで分ける選果機の1番のメリットは機械が安価なことです。基本構造がシンプルなため、高度なセンサーを駆使するようなシステムに比べ、コストがかかりません。
基本構造としては穴やスキマなどを設定して、その間に果実などを通すものが一般的です。ドラム式、ローラー式など、いくつか種類がありますが、どれもローラーとローラーの隙間やドラムにあけた穴を利用するもので、シンプルな構造は変わりません。どのタイプでも、比較的安価に導入可能です。
大きさでのみの選別で十分なのであれば、個人の生産者でも購入しやすいのでメリットが多いでしょう。
装置の構造がシンプルなことは、メンテナンスの負担軽減にもつながります。複雑な仕組みの選果機の場合、機械の構造が自分たちではわからず、壊れてしまったら素人には直すことが困難です。
サイズ選別タイプの選果機は基本的には穴やスキマに果実などを通して選別する単純な作りのため、機械の故障がもともと少なめ。壊れたとしても、部分的にパーツを変えるだけで解消できることが多いです。
「繁忙期に選果機が故障した」「メーカーでの修理に時間がかかる」などという事態を避けられますよ。また、メンテナンスも容易なため自分で選果機の保守ができます。
大きさで分ける選果機は、基本的に穴やスキマなどを設定して、その間に果実などを通すことでサイズ別に選別していくシンプルな仕組みです。設定した幅よりも小さいものは落ちていき、大きいものは次の穴・隙間へと移動。それを繰り返していくことで、選別します。
大きく分けると2種類。穴が開いたドラムの上を通す「ドラム式」、ローラーとローラーの隙間を利用する「ローラー式」があります。梅やみかんなど丸みのある果物はドラム式、形が一定ではない人参やじゃがいもなどの選別にはローラー式など、果実や果菜に応じたタイプの選果機を選ぶのがおすすめです。
サイズ選別タイプの選果機は、どのタイプでも他の高度な機構をもつ選果機と比較すると安く手に入れることが可能で、多くの個人農家で使われています。
ドラム式選果機は、回転するドラム内に設けられた穴や開口部を利用し、果物をサイズ別に自動で分別します。果物はドラム内を移動しながら、小型の果物は最初の段階で、そして大型の果物はさらに先のセクションで落下することで、効率的な選別が実現されます。
一方で、ドラム式選果機にはいくつかの課題も存在します。果物がドラム内で転がり落下する際に傷が生じるリスクや、サイズ選別に特化しているため、内部糖度や熟度など他の品質評価が困難な点が挙げられます。また、不規則な形状の果物への対応力にも限界があります。
非破壊で検査できる品質評価「光センサー式選果機」の導入事例はこちら
出荷の際に果物の単価を左右する、サイズを選別できる選果機は、多くの生産者から需要があります。一つひとつ手作業での仕分けが必要だった選果を効率化。1時間に350~450kgの果物を処理し、選別コストを抑えられます。
また、ローラー式のサイズ選別タイプの選果機であれば、形が不揃いな野菜にも対応可能です。しかし、基本的にはサイズでの選別になるので、色や表面のキズなどはチェックできません。
また、果実などの内部の状態は分析できませんので、「糖度を測りたい」、「内部障害などの品質を見たい」という場合は別の方法で確認する必要があります。
近年、光センサー式の選果機が注目されているのは、そういったニーズに対応しているからでしょう。