桃の特有の内部障害

  • 褐変果肉(かっぺんかにく)
    果肉が茶色く変色する現象です。外観からはわかりにくいですが、果肉内部が酸化して変色します。保存中や低温障害が主な原因です。
  • 水浸状果肉(すいしんじょうかにく)
    果肉が水分を過剰に含み、柔らかくなり水っぽい状態になる現象です。高湿度や不適切な保存が原因で発生します。
  • 内部裂果(ないぶれっか)
    果肉内部に裂け目や亀裂が発生する現象です。見た目にはわかりづらく、果実を切った際に内部の損傷が確認されます。

桃の品質を向上させるためには、糖度や硬度だけでなく、内部障害を適切に検出することが重要です。光センサーを搭載した選果機を活用することで、内部障害を持つ桃を排除し、高品質な果実を市場に提供できます。

桃を選別できる選果機

三井金属計測機工株式会社

良いものだけをすばやく選別。障害果の検出も可能

SMART-SELECTOR バケット式簡易選果システム

QSCOPE-SELECTOR バケット式簡易選果システム
引用元:三井金属計測機工株式会社
https://premium.ipros.jp/mitsui-kinzoku/product/detail/2000539269/

特徴
  • 自動供給機で省人化
  • 高精度センサー搭載
  • オプションが豊富
検査項目

糖度・熟度・蜜・内部障害・サイズ

選果できる果物の数 10,800個/h
選果対象 りんご・みかん・桃・キウイ・柿・梨・トマト/ミニトマト
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
4,760~5,978×950×860(mm)

障害果の検出ができる選果機を提供する
三井金属計測機工の詳細を見る

株式会社エスイーコーポエーション

エコがテーマの省スペース・省エネ選果機

エコソーター

エスイーコーポレーションの選果機エコソーター
引用元:株式会社エスイーコーポエーション
https://se-c.jp/archives/works_category/senka/page/2

特徴
  • トレイ式で果実が倒れず転がらない設計
  • コンパクトかつシンプルな設計
  • コンパクトかつシンプルな設計
検査項目

等級・重量・内部品質・外部品質

選果できる果物の数 10,800個/h
選果対象 桃・りんご等の果実
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
公式HPに記載がありませんでした。

省力化が図れる選果機を提供する
エスイーコーポエーションの詳細を見る

近江度量衡

柑橘・落葉果実・トマトなどの農産物に対応

ローラースター

ローラースター
引用元:近江度量衡
http://ns.omiscale.co.jp/products/sorting_system_id20.html

特徴
  • 外観・内部品質・重量など等階級判定
  • 多様なサイズに適用可能
  • 果実にやさしい独自の整列コンベア
検査項目 重量・サイズ・糖度・酸度・水分量他
選果できる果物の数 最大16個/秒
選果対象 柑橘・落葉果実・トマト
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
オーダーメイド対応可能

雑賀技術研究所

青果物のブランド化・付加価値UP

アグリセンサー AGR-14

アグリセンサー AGR-14
引用元:雑賀技術研究所
https://www.saika.or.jp/sensor/lineup.html

特徴
  • 高速で安定した測定精度
  • 最大10項目まで同時に測定可
  • 機能性成分検査も可能
検査項目 糖度・内部障害
選果できる果物の数 不明
選果対象 りんご・梨・柿・桃・トマト
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
不明

三巧技研株式会社

作業が快適

SW2100シリーズ

SW2100シリーズ
引用元:三巧技研株式会社
https://www.sanko-giken.com/sw2100

特徴
  • 作業が快適
  • 100V・200V選択可
検査項目 重量
選果できる果物の数 4,000~10,800個/h
選果対象 落葉果樹・トマト・他
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
2,400×410×1000(mm)~

宝計機製作所

カンタン設定!最大20ランク選別が可能

分太Ⅱ

分太Ⅱ
引用元:宝計機製作所
https://www.takara-scale.co.jp/products/agriculture/sorting-machine/bunta2.htm

特徴
  • 音声式重量選別機
  • 最大20ランクの選別可能
  • 音声とランプでお知らせ
検査項目 重量
選果できる果物の数 不明
選果対象 中型果物・桃・梨・トマトなど
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
330×425×108(mm)

ヤンマー

透過型の光センサを搭載し、高精度・高能力な選果を実現!

透過型光センサ搭載連続選果機ひかり庵

透過型光センサ搭載連続選果機ひかり庵
引用元:ヤンマー
https://www.yanmar.com/jp/agri/products/vegetable/fruit_grader/hikarian/

特徴
  • 果実の内部全体の情報を高精度に検出
  • 上から計測で、大きさを選別
  • 家庭用電源でOK
検査項目

糖度・酸度・熟度・内部障害・サイズ

選果できる果物の数 10,800個/h
選果対象 桃・リンゴ・梨・トマト
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
2,140×1,800×1,375(mm)~

桃を選別する選果機を選ぶ際の注意点

やさしくサイズを選別できる

桃は他の落葉果樹などと同じく、サイズによって等級がわけられます。品種にもよりますが、11~28玉まであるのが一般的。出荷用の段ボールに桃が入る個数によって分けられます。

桃は他のどの果物と比べても表面がデリケートで傷つきやすいため、ドラム式のサイズ選別は使えません。ドラム式だと桃が回っている間に他の桃に当たったり、穴を通り抜けた後に果実が落ちたりして桃が傷むためです。

手動もしくは自動の計量器など、果物に負担をかけずサイズを選別できる機能が必要でしょう。

外観を選別できる

日本で1番多くの桃を生産している山梨県の桃の出荷規格を確認すると、サイズに加えて、熟度、着色、形状の他、外観の傷などがあります。これは他の果物と大きく変わりません。

ただし、桃は皮が薄くデリケートなため、目視で外観を確認する場合は非常に気を使う作業となり、作業者の負担が大きいのが特徴です。そこでCCDカメラなどで外観から選別できる選果機があれば、作業者の負担は大幅に減らせるでしょう。

参照元:農林水産省データ[PDF]
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kazyu/attach/pdf/index-3.pdf

内部を検査できる

最新の選果機では桃の糖度、熟度、内部の状態などを高精度に検査可能です。桃のブランディングを狙う産地の選果場などでは、内部品質を検査できる光センサー式の選果機を導入するとことが増えてきています。

各生産者個人が、糖度などを確認する場合は、桃を切って確認をすることになりますが、桃を切らずに検査できる小型の光センサー式の選果機も候補になるでしょう。内部検査は光センサーを使うので、桃以外の果実にも使える選果機が多いので複数の品目を作っている場合でも対応ができます。

安定した品質の桃を目指すのであれば、内部検査も実施するのが良いでしょう。

桃用の選果機の導入事例

福島県伊達地方では桃に光センサー式の選果機を導入することで、糖度を保証してブランド化をしています。

最高級の『伊達の蜜桃 匠の想い』は、福島県の代表品種である「あかつき」のうち糖度15度以上、果形がそろって、色も良いものだけに限定して出荷。これは光センサー式だからこそ、できるブランディングの一例です。

参照元:豊洲市場ドットコム https://www.tsukijiichiba.com/user/product/17986

まとめ

桃は数ある果物の中でも繊細です。気をつけていても皮の上から少し指で押しただけでも黒ずんでしまいます。人によっては、選別の際に触るのは一回と決めているところもあります。

そんな繊細な桃の選果には、外観チェックや内部検査は触れずに行える光センサー式の選果機がおすすめ。実際に光センサー式の選果機を導入して高級品ブランドを作った福島県伊達地方の例にもあるように、品質を保証してブランド化をしていくには、糖度などの情報を数値として正確に把握できる点も魅力です。

内部品質で分ける
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