選果機市場の動向

新型コロナウイルス流行が選果機に与える影響

選果機の市場動向を探るとき、コロナウイルスの影響は無視できません。無関係に思えますが、外出制限や在宅勤務による食生活の変化が影響しているのです。

コロナウイルス対策のために、不要不急の外出制限で、コロナ前と違い飲食店に行く機会も減りました。在宅勤務が増え、健康への意識が高まっている状況です。

消費者や小売業者は、果物をはじめとした食品の品質と安全性への意識が高まってシビアになっています。見た目や大きさや傷の有無にも注意しなければなりません。腐っているものなら大問題に発展しかねないのです。

また、イベントの減少や飲食店の需要が減少したことで、食品業界も人件費といったコスト削減策を考える必要が出てきました。限られた人数で作業をするには効率化が求められます。生産者の目視だけだと、時間も手間もかかりますし、内部に隠されている問題を見過ごすリスクも否めません。

微細な欠陥もなく品質向上の意識とともに、選別作業の効率化を実現する方法のひとつとして選果機があります。選果機があれば、選果のスピード向上と小さな問題点を見過ごすリスクを減らすことができるのです。

成長が見込まれている食品用選別機(選果機)

市場調査レポートプロバイダーのレポートオーシャンによると、光学選別機市場は2020年~2027年頃までの予測期間にわたって10.2%、健全な成長率で成長すると予測されています。

2020年~2025年にかけて、カメラベースの光学選別機が最大シェアになるといわれているのがポイントです。小さな問題点も検出できるといわれており、果物や野菜、穀物やナッツや豆類でも採用されています。

ベルト選別装置

ベルト選別装置が特にCAGRで成長すると考えられています。選別精度の高さやキャリーオーバー率の低さがメリットです。果物といった選別したい対象物がベルトコンベアを流れていきます。その対象物を、カメラやセンサーで読み取り、異物を識別する仕組みです。

ベルト選別装置はメーカーによってさまざまな機能を設けた製品が出ています。たとえば、色以外に形状不良品の選別ができるもの、光選別で求められる検査線を簡単に作成できるものなら、原料の条件に変更があっても柔軟に対応可能です。

軽量で選別が困難なものにも対応。使用目的によって製造ラインと連結できるもの、取り外して清掃できるものなどがあります。

カメラベース

2020年~2025年、タイプ別だと、カメラベースの光学選別機が最大シェアと予測されています。果物の細かな欠陥の検出力も高いため、すでに果物以外に、野菜やドライフルーツ、ナッツ、シリアル、穀物や豆類の選別で広く使われているタイプです。

特に採用されているのが、検出の柔軟性が高い単色や、二色や三色カメラです。

選別機市場は今後も食品が最大シェアを占める見込み

コロナウイルスによる外出制限、自宅で食事をすることが多くなり、健康への意識の高まりから食品の品質への意識が高まれば、食品用選別機の需要が大きくなると考えられるのです。

生産者側も果物の品質が安定化すればブランドになり、ビジネスチャンスにつながります。光センサーによる非破壊での内部品質チェックで、糖度や内部紹介を正確に検査できるのです。機器もスペースを取らないため、特に個人で小規模農園を経営している方でも導入できます。

【まとめ】選果機は今後の食品業界でますます重要性が増している

選果機は食品業界では必須の機器になる傾向です。食品業界の課題として品質の向上とともに、コストを抑えることが求められています。消費者も食品への安全性や異物混入に対しシビアになっているのも見逃せません。コスト削減、ユーザーが求める安全性を叶えるには高品質な選別機が欠かせない時代になっているのです。

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