トマト/ミニトマト

トマトの選別に革命をもたらす選果機の選び方

トマトはデリケートな果物であり、外観や内部品質が市場での評価に大きく影響します。トマトの大きさ、形状、糖度、酸度などを正確に選別することは、品質向上と効率的な生産のために不可欠です。特に、光センサーを搭載した選果機は、トマトを傷つけずに内部品質を正確に測定し、高品質なトマトを市場に安定供給するために役立ちます。

このページでは、トマトの選果に対応した最新の選果機の選び方や、選果機の導入がどのように業務効率や品質向上に寄与するかを詳しく解説します。

トマト選果機を選ぶ際の重要なポイント

トマトは、他の果物とは異なる独自の選別基準があり、それに対応した選果機を選ぶことが重要です。以下に、トマト選果機を選ぶ際に注目すべきポイントを紹介します。

【サイズ選別】トマト特有のサイズと重量選別

トマトはサイズや重量のばらつきが大きいため、正確なサイズ選別が市場価値を決定する上で非常に重要です。選果機には、トマトの大きさや重量を正確に測定し、自動的に分類できる機能が求められます。均一なサイズのトマトを供給することで、消費者からの評価も高まります。

【外観選別】トマトの見た目の重要性

トマトの外観、特に色や表面の傷は消費者の購買意欲に大きく影響します。選果機には、トマトの色むらや傷を正確に検出するためのカメラやセンサーが必要です。外観検査機能を備えた選果機を使用することで、秀品のトマトを選別し、商品の価値を向上させることが可能です。

トマトと内部品質

  • 糖度と酸度のバランス
    トマトの味は、糖度と酸度のバランスによって決まります。特に、糖度の高いトマトは消費者に人気があります。光センサーを搭載した選果機を使用することで、トマトを切ることなく糖度や酸度を非破壊で測定でき、内部品質に基づいて適切に等級分けを行うことが可能です。

トマトの特有の内部障害

  • ゼリー化現象(ゼリーハート)
    トマトの果肉がゼリー状に変質する現象です。果肉の食感が柔らかくなり、見た目は正常でも内部に異常が生じている場合があります。水分過多や栄養バランスの不良が原因とされています。
  • 空洞果(くうどうか)
    トマト内部に空洞ができる現象で、果肉の詰まりが悪く、軽い食感になります。主に成長期の温度変化や窒素肥料の過剰使用が原因です。
  • 内部褐変(ないぶかっぺん)
    トマトの果肉が褐色に変色する現象で、外観からは確認が難しい障害です。保存中の酸化や低温障害が原因とされ、品質や風味が劣化します。
  • 水浸状果肉(すいしんじょうかにく)
    トマトの果肉が水分を過剰に含み、水っぽく柔らかい状態になる障害です。過剰な湿度や水分の多い環境が原因で、保存性が低下します。
  • 内部白化(ないぶはくか)
    果肉が白く変色し、正常に熟していない状態を示す現象です。高温や日光によるストレスが原因で、味や見た目に悪影響を与えます。

トマトの内部品質を高めるためには、糖度や酸度のバランスをチェックし、内部障害の発見が重要です。光センサー技術を活用した選果機を使用することで、トマトの選別作業を効率化し、品質管理を強化することができます。

トマト/ミニトマトを選別できる選果機

※Google検索で「選果機」と検索し、検索結果10ページ内に出てきた会社のうち、公式サイトで選果機の販売が確認できた19社を調査。その中で光センサーを使用した選果機をピックアップしています(2021年7月時点)

その中からトマト・ミニトマトの選別に対応していることが公式サイトで確認できた10種をご紹介します。

【PR】三井金属計測機工株式会社

良いものだけをすばやく選別。障害果の検出も可能。

SMART-SORTER ライン式簡易選果システム

SMART-SORTER ライン式簡易選果システム
引用元:三井金属計測機工株式会社
https://www.mitsui-kinzoku.co.jp/group/mkit/business/seika_sorter.html#contmain-full

特徴
  • 自動供給機で省人化
  • 高精度センサー搭載
  • オプションが豊富
検査項目

糖度・酸度・熟度・内部障害・大きさ・色・外観

選果できる果物の数 18,000個/h
選果対象 トマト/ミニトマト・みかん
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
4,750×2,000×1,000(mm)

公式サイトで
商品の詳細を見る

【PR】三井金属計測機工株式会社

選果対象が幅広く、すあがり・水果・褐変・蜜の検出まで可能。

SMART-SELECTOR バケット式簡易選果システム

QSCOPE-SELECTOR バケット式簡易選果システム
引用元:三井金属計測機工株式会社
https://premium.ipros.jp/mitsui-kinzoku/product/detail/2000539269/

特徴
  • 自動供給機で省人化
  • 高精度センサー搭載
  • オプションが豊富
検査項目

糖度・酸度・熟度・内部障害・大きさ

選果できる果物の数 10,800個/h
選果対象 トマト/ミニトマト・りんご・みかん・桃・キウイ・柿・梨
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
4,760~5,978×950×860(mm)

公式サイトで
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ヤンマー

透過型の光センサを搭載し、高精度・高能力な選果を実現!

透過型光センサ搭載連続選果機ひかり庵

透過型光センサ搭載連続選果機ひかり庵
引用元:ヤンマー
https://www.yanmar.com/jp/agri/products/vegetable/fruit_grader/hikarian/

特徴
  • 果実の内部全体の情報を高精度に検出
  • 上から計測で、大きさを選別
  • 家庭用電源でOK
検査項目

糖度・酸度・熟度・内部障害・大きさ・色・外観

選果できる果物の数 10,800個/h
選果対象 トマト・桃・リンゴ・梨
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
2,140×1,800×1,375(mm)~

公式サイトで
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シブヤ精機

内部の熟度などを外から判定

内部品質センサ 近赤外線透過光方式

シブヤ精機
引用元:シブヤ精機
https://www.shibuya-sss.co.jp/product/grd02.html

特徴
         
  • 果実に照射した近赤外線の透過光を分析、内部状態を計測
  • 自動校正機能つきで安定した計測が可能
  • 打音波形解析方式ではスイカ内部の熟度や空洞、ウルミなどを判定できる
検査項目 糖度・酸度・内部障害・大きさ・色・外観
選果できる果物の数 不明
選果対象 トマト/ミニトマト・みかん・りんご・梨・柿・桃・スイカ・マンゴー
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
不明

公式サイトで
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近江度量衡

柑橘・落葉果実・トマトなどの農産物を選別

Rollerstar

ローラースター
引用元:近江度量衡
http://ns.omiscale.co.jp/products/sorting_system_id20.html

特徴
  • 外観・内部品質・重量など等階級判定
  • 多様なサイズに適用可能
  • 果実にやさしい独自の整列コンベア
検査項目 糖度・酸度・大きさ・色・外観
選果できる果物の数 最大16個/秒
選果対象 トマト・みかん・りんご・梨・柿・桃・キウイ・さくらんぼ・ブドウ
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
オーダーメイド対応可能

公式サイトで
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ニレコ

確かな信頼、優れた技術

近赤外分光式内部品質センサ Imes10

近赤外分光式内部品質センサ Imes10
引用元:ニレコ
https://www.nireco.jp/product/agricultural/internal-sensor/imes10.html

特徴
  • 高速測定
  • メンテナンス作業が容易
  • 非破壊検査で複数の内部情報を一括計測
検査項目 糖度・酸度・大きさ・色・外観
選果できる果物の数 毎秒最大10個
選果対象 トマト・みかん・梨・桃
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
不明

公式サイトで
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日本協同企画

イタマーズ万能選果機

イタマーズ万能選果機
引用元:NKK(日本共同企画株式会社)
https://nkk-gr.com/service/service01/marunaga/post-284/

特徴
  • カメラと糖度計で丸い果物から長物野菜まで幅広く対応
  • ベルトが独立して稼働し様々な果菜の選別が可能
  • 自動箱詰め方式を採用して傷みを防ぎながら作業を効率化
  • シンプルな機構で故障リスクやメンテナンス負担を軽減
  • 作業の属人性を改善しつつランニングコストの削減も追求
検査項目 糖度・内部障害・大きさ・色・外観
選果できる果物の数 不明
選果対象 トマト/ミニトマト・りんご・梨・桃・マンゴー
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
不明

公式サイトで
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トミタテクノロジー

サイズ、重量、色、糖度の選別が可能

選果機

選果機
引用元:トミタテクノロジー
http://www.tomitatechnologies.com/site/shisetuengei/senka/index.html

特徴
  • CCDカメラ搭載で高精度
  • 3点支持の正確な計量システム
  • 汚れや異物の影響を抑える技術
検査項目 糖度・大きさ・色・外観
選果できる果物の数 1.5~5カップ/秒/レーン
選果対象 トマト
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
不明

公式サイトで
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雑賀技術研究所

青果物のブランド化・付加価値UP

アグリセンサー AGR-14

アグリセンサー AGR-14
引用元:雑賀技術研究所
https://www.saika.or.jp/sensor/lineup.html

特徴
  • 高速で安定した測定精度
  • 最大10項目まで同時に測定可
  • 機能性成分検査も可能
検査項目 糖度・内部障害
選果できる果物の数 コンベア速度42m/分以下
選果対象 トマト・りんご・梨・柿・桃
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
不明

公式サイトで
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プラス機工エンジニアリング

全国の頑張っている農家を応援する

小型汎用選果機 プラス君

小型汎用選果機 プラス君
引用元:プラス機工エンジニアリング
http://plus-kikou-eng.com/lp

特徴
  • 低価格で高機能
  • 高いメンテナンス性
  • 優れた総合バランス
検査項目 大きさ
選果できる果物の数 18,000個/h
選果対象 トマト・みかん・キウイ
機械サイズ
(幅×奥行×高さ)
7,500×1,200×1,100(mm)~

公式サイトで
商品の詳細を見る

トマトを選別する選果機を選ぶ際の注意点

トマトを選別する選果機を選ぶ際に注意した点は下記の3つです。

  • 糖度の確認ができる
  • ヘタや表皮を傷めない
  • 処理能力が高い

糖度の確認ができる

果物と同様トマトの糖度はブランド化する上で重要です。糖度を測れると数値を表示してアピールすることができます。

ヘタや表皮を傷めない

一部例外を除いて、トマトはヘタが取れてしまうと規格外品として扱われてしまうため売れません。またトマトは皮ごと食べるため、表皮に傷をつけないことが大切です。選果機によっては、選別中ヘタが取れて表皮を痛めやすいものがありますので注意が必要です。

処理能力

特にミニトマトなどは、大量に選別する必要があるので処理能力が大事です。せっかく買った選果機の処理能力が小さいと、作業効率が悪くなります。自分の栽培しているトマトの量を考え、1日何個処理できるのかを確認しましょう。

トマト用の選果機の導入事例

宮崎県大崎市のマルセンファームでは、透過型光センサー搭載連続選果機を使った果実全体計測で作業時間を大幅に効率化するとともに、糖度と酸度のバランスがとれたおいしいトマトを安定的に出荷できています。

光センサー式の選果機を導入して、選別精度の向上と効率アップを実現したことで、次はさらに質の良いトマトの生産量を上げていきたいそうです。

参照元:ヤンマー https://www.yanmar.com/jp/agri/agri_plus/information/078.html

まとめ

従来型の選果機は、確かに作業効率が上がります。しかし、せっかく収穫した果実などへダメージを与えてしまうことも。作業効率がアップしても、品質が下がってしまうのでは意味がありません。

また甘味や酸味のバランスが取れたおいしいトマトを、安定して栽培するのは難しいものです。競争の激しいトマトで成功するには、トマト内部の糖度や酸度などを検査できる光センサー式の選果機を導入するのがおすすめです。

内部品質で分ける
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