選果機導入のメリット・デメリット

選果機導入のメリット

これまでの人の手による家庭選果は生産者への負担が大きく、貴重な人手が選果に割かれることによる生産性の低下が課題になっていました。選果機を導入することで選別の作業が自動化され、生産者は収穫や栽培管理などに集中できるため、生産性の向上を図れるメリットがあります。

また、人の手による選別だと品質評価にどうしてもムラができてしまいますが、選果機なら画像処理や内部品質判定などで高精度の選別が可能に。不良品の混入率を抑えることで等級を高められ、高い商品価値を付加できるのも選果機ならではの利点です。

選果機導入のデメリット

選果機導入のデメリットとしては、やはりコストがかかってしまうこと。機械はもちろん、制御装置やソフトウェアが必要になるため、導入コストが高くついてしまいます。また、選果機によって得意とする青果が異なる点も要注意。トマトのような柔らかで繊細なものは、ヘタや表皮を傷めない選果機の検討が必要です。そのほかの留意点としては、繊細な傷や変形果、病害虫被害果などの格外果は排除できない場合があります。

選果機導入がおすすめの農家・地域

生産者の高齢化や後継者不足などが深刻化している今、収穫時の人手の確保に悩んでいる農家も多いことでしょう。また、農業の維持発展を図るために担い手の規模拡大を狙いたい地域にとっても、規模拡大のネックになっている家庭選果の労力削減は解消しなければいけない課題です。

選果機を導入することで選別に割いていた人員を収穫にまわせ、臨時雇用の手間や人件費の削減を実現することが可能に。また、生産者にとって大きな負担となっていた家庭選果にかける労力も削減できるため、人手不足や担い手の規模拡大に悩んでいた農家や地域におすすめの技術です。

まとめ

選果作業の労力削減や生産性の向上などのメリットがある選果機。一方で、選果機によっては選別作業中の青果同士の接触で傷みが発生してしまうことも。傷みが気になって導入に踏み出せないという農家の方には、非破壊検査が可能な光センサー型の選果機がおすすめです。

光センサー型の選果機は光を当てるだけで内部の状態を検査でき、スピーディーかつ傷みの少ない選別が可能。また、高精度の内部検査により甘みや味わいなどの商品価値をしっかりとアピールできるため、果物の単価が今よりアップする可能性も秘めています。

農産物のブランド化で収入アップにつなげろブランド農産物の事例を確認する
農産物のブランド化で収入アップにつなげろブランド農産物の事例を確認する