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【PR】 出雲の加田屋の糖度8基準と選果の挑戦

トマトが苦手な人にも“好き”と言わせたい」

出雲の加田屋・代表インタビュー——糖度を“見える化”した理由と、選果機導入までの葛藤

インタビュアー:
最初に、加田屋さんのトマトづくりの“前提”から教えてください。
加田屋 代表:
うちはアイメック農法で栽培したトマトを完熟収穫し、全品糖度を測定してから箱詰めしています。糖度8以上のトマトを「希(のぞみ)トマト」として糖度別に提供するのが基本です。コロナ禍以降は試食が出しづらくなったこともあり、味を数字で可視化することが信頼づくりの要になりました。出雲の加田屋

「糖度8以上」を“基準”にした理由

インタビュアー:
なぜ糖度にこだわったのでしょう?
代表:
糖度8以上を“フルーツトマト”と定義して、お客様が選べる基準をつくりたかったからです。見た目が同じでも味は違う。「美味しい」と言葉で伝えても伝わりにくい。だから、糖度=美味しさの目安として提示すれば、トマトが苦手な人でも入り口に立ちやすいと考えました。実際、トマト好きは糖度7でも美味しいと感じる人が多い一方、苦手な人ほど8以上の甘みを好む傾向も見えています。最終的には酸味とのバランスが肝なので、酸度の可視化にも取り組みたいと思っています。

卓上の糖度計を買ったけれど——「全品検査」の壁

インタビュアー:
糖度計はいつ導入を?
代表:
新規就農のときに非破壊糖度計を導入しました。ただ、全品を測るのは現実的に難しい。1~2年目はほとんど運用できず、スーパーでの販売が始まってから本格的に使い始めました。
インタビュアー:
運用上のネックは?
代表:
時間です。卓上で1個ずつ測るととにかく手間がかかる。2日がかりになることもありました。

「糖度別販売」と「はずれをなくす」という約束

インタビュアー:
糖度別に販売する意義は?
代表:
“はずれ”をなくすことです。市場では「糖度8」とポップに書いてあっても、8でない実が混じることがある。期待して買ったお客さんががっかりすると、トマトそのもののファンは増えません。全品測定し、糖度別に箱詰めする——この地道さがリピートにつながると信じています。出雲の加田屋

ミニトマトと大玉トマト、測りやすさの違い

インタビュアー:
品目によって計測の難しさは違いますか?
代表:
大玉は比較的測りやすいけれど、ミニトマトは運用負荷が大きい。Lサイズならやれるかもしれないが、現状はミニの実測運用は限定的です。ゆくゆくは酸度も同時に測り, 味の設計をもっと緻密にしたい。

「連続測定できる選果機」が理想——でも価格の壁

インタビュアー:
選果機の検討は?
代表:
連続で糖度を測って選別できる選果機は理想でした。資料を集めると数千万円クラスも多く、今の段階では難しい。そんな中、三井金属計測機工さんがわざわざ来てくださって、新品以外の提案も含めて手が届く可能性を示してくれたのが転機です。

「やってみないとわからない」——投資とレンタル、補助金

インタビュアー:
投資の意思決定は?
代表:
“人生100年なら、50代から新しいことを始められる”がモットー。ROIを細かく詰め過ぎると一歩が出ない。医療機器のリース営業をしていた経験から、“まずレンタルで回す”選択肢の価値も感じています。補助金が通れば買い取り、通らなくても売上で徐々にカバーする道を考える。個人で1,000万円超は無理でも、700万円が補助で半額なら現実味が出る——そんなラインを探っています。

「トマトでいちごに勝ちたい」——ファンづくりの本質

インタビュアー:
ブランドづくりのゴールは?
代表:
“いちごに行ってしまう”お客さんに、トマトで勝ちたい。そのために甘さだけでなく、酸味や香りとの調和で“デザートになるトマト”を提案したい。トマト嫌いを好きに変える——そこで初めて“トマトファン”が増えると思っています。

新規就農の現実と、出雲での挑戦

インタビュアー:
就農で苦労した点は?
代表:
農地は基本“農家にしか売れない”。地域によっては研修→認定→就農のルートが型化されていて、型から外れた新しい取り組みに補助が届きにくい。60歳で新規就農する人が従来通りのやり方で戦っても10~15年でやめざるを得ないかもしれない。だからこそ、アイメック農法のようなテクノロジーの力を借りてショートカットしたかった。

「地域の安心」を示す第三者認証

インタビュアー:
安全・安心の取り組みは?
代表:
島根県の「美味しまね認証ゴールド」を取得しています。GAP(適正農業規範)に基づく県の第三者認証で、国の国際水準GAPガイドライン準拠の確認もされています。地域の基準で安全と品質管理を担保し、お客様にわかりやすく示していきたい。島根県庁

受賞歴という“第三者評価”

インタビュアー:
客観評価はブランドに効きますか?
代表:
励みになります。うちは日本野菜ソムリエ協会主催の「全国ミニトマト選手権」で、第2回に銅賞、第3回で入賞をいただきました。食味だけで審査されるので、味づくりの方向性は間違っていないと確信できました。プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES日本野菜ソムリエ協会

これからの挑戦

代表:糖度×酸度の設計で“味の約束”をさらに磨き、連続測定の選果体制を段階的に整えたい。“トマトが苦手”な人を振り向かせる体験を、もっと当たり前にしていきます。


代表プロフィール

氏名
勝部 政則(かつべ まさのり)
肩書
出雲の加田屋 代表
略歴
医療分野(人工透析)に30年以上携わったのち出雲へUターン。アイメック農法で高糖度トマト「希(のぞみ)トマト」を栽培し、完熟収穫・全品糖度測定を徹底。
主な取り組み
アイメック農法/完熟収穫/全品糖度測定/糖度8以上の「希トマト」を糖度別に提供
認証
島根県「美味しまね認証ゴールド」取得
受賞
日本野菜ソムリエ協会主催「全国ミニトマト選手権」第2回 銅賞/第3回 入賞

直売サイト

https://izumo-kadaya.square.site

※販売内容・在庫はシーズンにより変動します。

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